親子のための学生会館 基礎知識
下見に行こう
学生生活で長い期間お世話になる「わが家」であり生活の場である「学生会館」。自分にしっくり行くか「下見」は必ず行きましょう。「下見」では何を注意すればいいのか解説します。
下見を終えたら即決の気合で
候補にしているいくつかの学生会館へ下見に行く場合や、絞り込んだ1つの学生会館に行く場合もあると思います。それぞれの学生会館ごとに個性がありますので、迷ってしまうことは必須。
迷っているうちに気に入った部屋は先約が入ってしまったなんてことが無いように、下見を終えたら直ぐに決定するくらいの気持ちで臨みましょう。
優先したい条件を考えておく
迷った時のために優先したい条件を考えておくことが大切。希望がはっきりしていると迷った時の決断も早くなります。できればノートに書き出して見学中は優先順位を確認しながら話を聞くといいでしょう。
下見の予約は早めに
多くの方は夏休みなど長期の休みに志望校の学校見学を兼ねて学生会館の下見に行くと思いますが、多くの学生会館は下見・見学は予約を求めている場合がほとんどです。
予約の枠を設けているケースは少ないですが、曜日を決めている会館もありますので、早めに予約をして予定を立てるのがいいでしょう。
下見で何を聞く?持ち物は?
下見で聞きたいこと、確認したいことはあらかじめ書き出しておくと、スムーズに下見が進みます。とは言え、初めての部屋探しなので何を聞いていいか分からない場合もありますので代表的な質問を考えてみました。参考にしてください。
・どこの学校に通う学生が多いのですか?
・(志望校)に通う学生は何人いますか?
・近所のスーパーやコンビニはどこですか?
・お風呂は何時までですか?
・アルバイトはできますか?
・自転車を購入したら置き場所はありますか?
・空き部屋が出たら部屋を変えることはできますか?
・朝シャンはできますか?
・管理人さんは何時から出勤ですか?
・掃除機やアイロンとアイロン台はどこにありますか?
などなど、自分の知りたいことを(失礼のない範囲で)積極的に聞いておきましょう。
下見の持ち物は?
下見の際の持ち物はこれらを持参すれば大丈夫でしょう。
・事前に取り寄せたパンフレット
・優先順位や質問を書き出したノート
・筆記用具
・会館の周囲マップのプリント
・デジカメ(スマホ)・・撮影してもいいですか、と一言うかがうとスマート。
など、忘れ物の無いように注意しましょう。
下見本番!
学生会館への下見・見学の案内は、部屋数の多い学生会館では管理人さんが、部屋数の少ない学生会館ではオーナー(学生会館の主(あるじ))が直接行うケースもあります。どちらでも気軽に質問する事ができます。
案内に従って、個室や食堂、洗濯室、風呂場、館内の設備等を見て回ります。
もし館内で先輩に会うことができたら挨拶をして勇気を出して「住み心地はいかがですか?」「どこの学校に通われているのですか?」など話しかけてお話をしてみましょう。会館のいい話が聞けるかもしれません。
周辺環境もチェック
見学が終わったら学生会館周辺の環境も確認しましょう。
最寄り駅までの距離や時間。夜間の帰宅時に歩いたらどんな雰囲気になりそうか。立ち寄れるスーパーやコンビニ、100円ショップ、ドラッグストアなどの有無や距離、そして志望校への通学時間など確認しましょう。
体験宿泊をしてみよう
地方から首都圏に進学先や学生会館の下見に来た場合はホテルなどで宿泊になるはずですが、学生会館によっては「体験宿泊」を無料または低価格で実施している場合もあります。
学生会館で夕食や朝食を体験できたり大浴場に入れるなど、たった1泊ですが学生会館生活を体験できる貴重な一晩になるはずですので積極的に活用してみましょう。
多くの学生会館では体験宿泊は事前予約制ですので、早めに問い合わせ・予約をしておく必要があります。